忍者ブログ

 [PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

| HOME |

 モンスターマザー  ~世界はわたしでまわっている~




しばらく前にAERAの記事を取り上げました。
http://nagis.blog.shinobi.jp/Entry/69/

そこに解説者として記事を載せていた
石川結貴さんという方の本が気になったので、読んでみました。
おもしろかったので、ぜひ親やこれから親になる方に
(特に「私はこんな親ではない」と思っている方に)
読んでいただきたい。
母親に限らず、父親にもね。

この方、二人のお子さんがいらして、
家事の傍ら執筆活動などをされているんだそうで。
取材などで実際に会い、話をした主婦は10年間でのべ500人以上という話。

この方の著書を他に2冊ほど読みましたが(何年か前のもの)
それらとこの本の主張が最初間逆に見えて、
かなり戸惑いました。
でも読み進めていくうちにわかってきたことがあります。
この方は、常に現代の主婦のそばにいて、
常に問題と向き合い、
その時代に応じた解決策を提示している、
ということです。


この著著の中で語られる「モンスター」要素というのは、
どの親も持っているものだし、著者自身も持っているかもしれない
と述べています。


現代にあふれるモンスターマザー。
いろんな母親のお話がありました。

お受験のために奔走する母。
理不尽な要求を学校に突きつける母。
子供を着飾らせる母。

学生で子供を産み、産んだその日に赤子を捨ててきた母。
「自分の時間が欲しい」とイライラし、子供に感情的になる母。
公園デビューなんてそもそもしないという母。
気が合わない人とは関わろうとしない母。
ネット掲示板などのパブリックスペースに平気で他人の悪口をアップする母。

この辺で、AERAの記事との関連が見えてきました。
「ママカースト」とはこのことか、と。
日本の社会で生きていくためには、多少気の合わない人とでも
うまく折り合いをつけたりすることが必要だと思うのですが、
それすら試みようとしない。
だから階層のようなものを感じてしまう、ということですね。
これなら納得がいくし、私も感じたことがあります。



モンスターマザーの根底にあるのは『自分』だそうです。
正直、自分にも当てはまる部分が多すぎて、グサグサ来ました。
でも、「子供を育てる」という仕事を持っているからには、
ダメ母なりに頑張っていきたい。

生きていくために最低限大事なことは、
きちんと伝えて行きたいと思います。




↓参加してます。よければポチっとお願いします。
ブログランキング にほんブログ村 子育てブログへ
PR
| TRACKBACK: | COMMENT:0 | HOME |

 “現代家族”の誕生―幻想系家族論の死




今、この本を読んでいます。

かなりおもしろいです。


「食の崩壊」なんて言葉が言われているけれど、
そんなもの今に始まった言葉ではない。

昭和の時代から、
もっと言ってしまえば戦中戦後に幼少期を過ごした人達が
教育を受けたことこそが、
この状況をの先駆けになったとも言える。

そんなことが書いてあります。




感覚的におばあちゃんの世代(自分の母親の世代)は
昔ながらの家庭生活を伝承している、という固定観念を
抱いていたのですが、大きな間違いでした。

炊飯器、洗濯機、冷蔵庫、テレビ、車、クーラー・・・
今は当たり前のように家庭にある電化製品、
つい数十年前まではそんなもの家庭に無かったんですよね。

次々と出てくる電化製品や、新しい価値観なんかを
受け入れて、使いこなしてきた世代がうちらの親世代なわけです。


こう考えるとすごいな、と。



『変わる家族 変わる食卓』という本と合わせて読むと、より楽しめそうです。
なにはともあれ、目から鱗の1冊でした。




↓ 参加してます。よければポチっとお願いします。
ブログランキング にほんブログ村 子育てブログへ
| TRACKBACK: | COMMENT:0 | HOME |

 シーラという子―虐待されたある少女の物語



私が子育てに関して悩んでいたとき、
惹かれるように手にとった本です。

作者トリィ=ヘイデンは、アメリカで情緒障害を専門にした
特殊教育を行っていたことがあります。
そのときに担当した一人の女の子のお話が、
今回紹介する本です。

わけあってシーラという子を受け入れることになったトリィ。
彼女の前評判もすごいことながら、実際に来てからは
本当に戦争のような毎日を送る羽目になりました。

それでも逃げることやあきらめることをせず、
彼女に正面から立ち向かっていったトリィ。
トリィの真剣さを受けて、シーラは少しずつ
変わっていきます。


虐待が子供の心にどれだけの傷跡を残すのか、
それが周りにどのような影響を及ぼすのか。
そういった現実が、飾ることなく淡々と描かれています。
痛々しい場面は思わず本を閉じてしまったりしましたが、
この本に出会えて本当によかったと思っています。

子供への向き合い方を考え直すきっかけとなりました。

| TRACKBACK: | COMMENT:0 | HOME |
| HOME |

カレンダー

04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

プロフィール

HN:
nagi
性別:
女性
職業:
プログラマ
自己紹介:
働く2児の母。

リンク

最新記事

(08/09)
(05/29)
(05/27)
(05/19)
(04/20)

最新CM

[08/13 うひゃ]
[07/13 うひゃ]
[07/13 うひゃ]
[05/20 うひゃ]
[05/15 うひゃ]

ランキング

↓参加してます。

ブログランキング
にほんブログ村 子育てブログへ

読書メーター

nagiさんの読書メーター

カテゴリー

最新TB

RSS

ブログ内検索

アーカイブ

バーコード

アクセス解析